【導入】

はじめまして,脳外科医の ケーシー です.

普段は,数時間に及ぶ開頭手術や,カテーテルを用いた脳血管内治療を行っています. 1mm以下の血管を操作し,一瞬の判断が生死を分ける. そんな極限の緊張感の中で生きる私が,なぜ今専門外である「ガジェット」のブログを始めたのか.

その理由は,単なる趣味ではありません. 私にとってガジェットとは,「脳のパフォーマンスを維持するための医療機器」と同じだからです.

今日は,このブログ(研究所=ラボ)の所信表明として,私の考えをお話しします.

【1mmの狂いも許されない日常】

脳外科の手術は,マラソンのような持久力と,短距離走のような瞬発力の両方が求められます. 開頭手術の場合は,目的とする病気や血管までに頭蓋骨・傷つけてはならない脳を乗り越える必要があり,いざ病気や標的の血管と相対したときには自身が発揮できる,最大の集中力が求められます.

手術室で最高のパフォーマンスを発揮するためには,何が必要か. それは,「手術室に入る前までに,いかに脳を疲労させないか」にかかっています.

【脳の「認知資源」を手術室まで温存する】

人間が1日にできる「決断」の回数や,使える集中力(ウィルパワー)には限りがあります.これを医学・心理学の分野では「認知資源」と呼ぶことがあります.

  • 毎日の服を選ぶ
  • 掃除や洗濯に時間を取られる
  • PCの動作が遅くてイライラする
  • 探し物をする

これら日常の些細なノイズは,確実に私たちの認知資源を食いつぶしていきます. 医師が生活に追われ,疲弊した状態でメスを握ることは,プロとして許されません.

だからこそ,私は生活のすべてを「効率化」することにしました.

【ガジェットは「浪費」ではなく「投資」である】

私にとって最新のガジェットや時短家電を導入することは,贅沢や浪費ではありません. 「時間」と「脳の余白」を買うための投資です.

  • ロボット掃除機は,掃除の時間を「睡眠時間」に変えてくれます.
  • 最新のPCとショートカットキーは,思考の速度を止めずにアウトプットさせてくれます.
  • こだわりのキーボードや椅子は,身体的なストレスを最小限に抑えてくれます.

日常のノイズをテクノロジーで極限まで排除し,残った全エネルギーを,目の前の患者さんの脳に注ぐ. それが,私がガジェットにこだわる最大の理由です.

【この「ラボ」で検証していくこと】

このブログ「脳外科医のガジェットラボ」では,現役医師の視点から,本当に役に立つツールを検証・記録していきます.

  1. Desk Setup:集中力を最大化する書斎の構築
  2. Life Hack:家事をゼロにする時短家電とサービス
  3. Brain Rest:質を重視した睡眠グッズ・カメラなどの趣味
  4. Work Gear:論文執筆や学会発表を支えるギア

「忙しすぎて時間がない」 「最近,集中力が続かない」

そう感じているビジネスパーソンや,プロフェッショナルな方々にとって,このブログが「人生の最適化」のヒントになれば幸いです.

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